筆者がガキの頃、小中学生を中心にジャッキー映画やこの霊幻道士がやたらと流行ってまして、
運動神経の良い奴等はジャッキーのバク転や酔拳の演舞を見様見真似で披露して人気を博したりしていたのですが、
普段そういう遊びに参加しない文科系運動音痴系男子連中の間でも「足を揃えて前にならって飛ぶだけで良い」という独特な簡易ステップが絶大な人気を誇り、学区内にて大量のキョンシー飛びブームが巻き起こり、何故か休み時間にクラス対抗で「キョンシー飛び耐久レース」というエキセントリックな催し物が開かれる事態にまで発展したものの、レース中に無理な飛び方をした馬鹿が股関節を亜脱臼するという事件が発生した為、その後キョンシー飛びはキョンシーブーム終焉と共に何事もなく忘れ去られていき、筆箱に大量に詰め込まれていたキョンシーの札もお焚き上げと称して放課後に焼却炉にて一斉処分されたのでした。
ちなみに、カンフー映画ブーム時、自分は肥満児としてブイブイ言わせまくってたお蔭で、
何もせずに「サモハン」というビッグネームを頂戴したのでした、ホゥアー。
