納涼 ホラーゲーム特集「SIREN」プレイ動画紹介


続きはプレイリストからどうぞ(要:ニコニコ動画会員ID)

今回は03年に発売されて以降、その異様な世界観、演出で現在も尚、様々な媒体でメディアミックスが展開されているホラーゲーム名作『SIREN』のプレイリストをニコニコよりご紹介。

発売当時、ゲマニズムの海パン次郎君と連射太郎で体験版をしこしこプレイしてメチャクチャ面白かったと記憶してるんですが、その後、一人でプレイするにはあまりにヤバそうな感じという事で、中々プレイに踏み切れずにいてここ最近プレイヤーの方のプレイ動画を観た所、これがまあ素晴らしく面白い。

メジャーゲームにあたる作品なので細かい世界観解説等はwikiやまとめサイト諸氏にお任せする事として、
全体的な雰囲気が僕が大好きなゲーム作品、CHUNSOFTの『街』と同じくホラーゲームの金字塔『サイレントヒル』を足して2で割ったような作品だなという印象。

プレイ中、突如としてぶち込まれるとある集落の村、羽生蛇村の怪異減少に巻き込まれる人々。
プレイパートは操作プレイヤーとアシストキャラに分かれており、基本制限時間内に条件フラグを立てミッションをこなしていく事になります。
ザッピング分岐こそないものの、キャラ設計等街に通ずるものがあります。

サイレン名物視界ジャック。初めてプレイした人には屍人のうめき声と相まって電波の悪いアナログテレビの様な荒い映像が恐怖と膀胱を刺激しまくりますが、これ敵の視点から見た景色をプレイヤーが覗けるというゲーム史的にもノーベル章ものと呼べるシステム。基本プレイヤーは武器無しの状態だと逃げ回るしか無いノーマル人間なので、このシステムを利用してマップの位置やアイテム利用等の行動を選択していくこととなります。攻殻機動隊とかこのシステム拝借してリアルなインターセプトとかやれば面白くなるんじゃないかなと思いました。

加えて、リアル(発売当時のレベルでは)なCGポリゴン描写で描かれながらも、どこかそのキャラの俯瞰で眺めている様な、おどろおどろしくも美しい和の風景は横溝正史や江戸川乱歩等が手掛ける怪奇群像劇に通ずるものがあり、一般的なアドベンチャー作品として括るには忍びない奥深さがありました。

 

 

 

また、陰鬱な部分だけじゃなく、ゲーム中、出てくるグッズや用語を解説するアーカイブスの小ネタはプレイヤーの心を和ませてくれ、こういう制作者の遊び心ってやっぱ大切だなーと再認識。

ただ、予想通り一人でプレイしたら向こう3カ月程は頭の中でトラウマスイッチが引っ切り無しにオン・オフ繰り返されるレベルでヤバい作品でしたので、今回は超上級者によるスムーズなプレイ動画+ニコニコ動画の楽しいコメントの数々を合わせてごゆるりとお楽しみ頂けたらと思います。

 

 

SIREN展等、その世界観が再評価を受けているのも納得の大傑作ホラー作品でした。
僕も膀胱の具合と三半規管整えたら真昼間に何人かでワイワイまたやってみたいと思います。

【おまけ】
当時、放映中止となったSIRENのCM集。ゲーム内容確認すると、これらのシーンにもドラマがあるのが分かりますが断片的にこんなん流れてきたらそりゃ子供の夜泣きも悪化すると思います。




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